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【パラサーフィン】障がいがあってもサーフィンできる!?

あたたかくなってきましたね!!みなさん、サーフィンを楽しんでますか??

ところで「パラサーフィン」という言葉は聞いたことはありますか?

パラサーフィンは、障がいがある方のサーフィン「障がい者サーフィン」のことをいいます。

今日は、日本障がい者サーフィン協会理事でもある店長ROCOが、パラスポーツの一つであるパラサーフィンについてお伝えしたいと思います!!

興味を持ってもらえたらうれしいです!!

障がいを持つ人のサーフィンとは?

はじめたろう
はじめたろう

障がいがあったらサーフィンできないんじゃないの?

 

サーフィンに障がいがあるないは関係ないんだよ。

ひとことに「障がい」といっても様々な種類があります。

例えば、義足の人、耳が不自由な人、目が見えない人など、いろいろな種類があります。

目が見えなくても、耳が聞こえなくても、両足が義足でも、どんな体の状態でもサーフィンをすることができます。

体の状態に合わせて、普段のサーフィンと同じようにボードの上に立ってライディングしたり、ボードの上に座ってライディングしたり、ボードの上で腹ばいになってライディングしたりと、サーフィンスタイルは様々です。

アダプティブサーフィンからパラサーフィンへ

パラサーフィンは昔から行われてきましたが、ジャンルとして確立されてからの歴史は比較的浅く、2015年にISA(国際サーフィン連盟)が障がい者サーフィンを「アダプティブサーフィン」と名付けてから、世界大会が始まりました。

はじめは「アダプティブサーフィン」と名付けられ、「どんな体の状態でも工夫すればサーフィンできる」という「適応」という意味のアダプティブが使用されていました。

それが、今年パラスポーツとしてのジャンルを確立し、「パラサーフィン」と名称が変更になりました。

今年の東京オリンピックではサーフィンが初めて競技種目として採用されましたが、残念ながらパラリンピックではサーフィンは採用されていません。

・・・が!!

次回の2024パリパラリンピックではサーフィンが採用されるようにISAも動き始めています。

2024パラリンピックでは、初めてのパラリピアンサーファーが誕生するかもしれませんよ。

波のりこ
波のりこ

パラリンピックでサーフィンが採用されたらうれしいね!!

日本のパラサーフィン事情は?

店長ROCOが理事をしているJASO「日本障害者サーフィン協会(Japan Adaptive Surfing Organization)」は2017年に発足しました。

JASOが発足する前から日本でも障がいを持ちながらサーフィンする方はいて、個別的にチームとして活動している方もいましたが、障がいを持つサーファーのためのサーフィン大会を開催したり、サポートする団体はありませんでした。

 

JASOが初めて主催したイベント、2018年の「アダプティブサーフィンエキシビジョンマッチ」は、日本で初めてのパラサーファーだけのイベントだったので大きな注目を集めました。

同じ年に初めての全国大会「第1回JASO全日本障がい者サーフィン選手権」が開催され、それから毎年大会が開催され、今年も「第3回JASOパラサーフィン選手権」が開催されます。

ぜひ、たくさんの方に会場へ足を運んで観戦に来ていただきたいです。

大会の他にも、障がいを持って初めてサーフィンをするという人にサーフィンを体験してもらい、パラサーフィンを取り入れたり、選手となって大会に出たりするお手伝いをしています。

 

まだまだ、日本国内でもまだあまりパラサーフィンは知られていないですし、選手も少ないです。

元々サーファーで、事故などによって障がいを持ってしまった方や、これから何かパラスポーツをやってみたい方には、ぜひ、パラサーフィンにチャレンジしてもらいたいです!!

JASO 日本障害者サーフィン協会のホームページはこちら→ JASO
 

JASOではボランティアも募集してるよ。

一緒にパラサーフィンが盛り上がっていくお手伝いができたら良いよね!

世界のパラサーフィン事情は?

ISA(国際サーフィン連盟)が主催の「パラサーフィン世界選手権」は2015年から年に1回開催されています。

はじめは参加人数も少なかったようですが、最近の大会では24か国140人以上の選手が参加しています。

日本からは2016年から選手が参加していて、毎年メダルを獲得しています。

日本のパラサーフィンのレベルは世界トップレベルです。

ハワイ、オーストラリアなどはJASOのようにパラサーファーをサポートする団体があり、サーフィンの体験イベントや大会を開催しています。

ハワイの大会には、日本の選手も参加しています。

世界でも大会に出ているパラサーファーは少ないので、今初めても世界のトップを狙える可能性もあるんですよ。

2019年度の世界選手権は2020年3月に行われたばかりですが、2018年に開催された世界選手権と比較して、クラス分けやルールなどが大幅に変更されました。

パラサーフィンは、パラリンピックへ向けて、そして、パラスポーツとしてしっかりと確立するための動きが、まだまだ始まったばかりなのです。

障がいがあってもどうすればサーフィンできる?

体の状態によってどんなスタイルでサーフィンできるかが決まります。

立つことができるならスタンディングで、膝を抱えることができるならニーボードスタイルで、腹ばいスタイルでもサーフィンできますし、パドルができなくてもサポートによって波をキャッチして波に乗ることもできます。

元々サーフィンをやっていても、障がいを持ってから再びサーフィンをすることは最初は難しいかもしれません。

でも、波に乗る楽しさは障がいがあってもなくても同じ。

楽しさがわかれば、どんなスタイルだって波に乗ることができますよ!!

そして、海に入ってしまえば、障がいがあるということは関係なく、健常者と同じ位置でサーフィンができるのもパラサーフィンの魅力でしょう。

これからのパラサーフィン

日本でもメジャーなパラスポーツといえば、車いすテニス、車いすバスケットボール、ウィルチェアラグビーなどがイメージできるかもしれません。

サーフィンはオリンピックの種目として今年のオリンピックで採用されましたが、スポーツとしてはまだまだマイナーなスポーツです。

さらにパラサーフィンとなると、もっともっと知られていないマイナーなスポーツです。

しかし、日本のトップ、さらには世界のトップをめざしやすいスポーツともいえます。

パラサーファーとなる人にとっても、それをサポートする人いとっても、まだまだ発展途上であるスポーツなのです。

他のパラスポーツは障がいの程度によって差が出ないようにクラス分けや、ルールを定めています。

そのルールは厳しく、同じような障がいでも出場資格がないと判断されることもあります。

パラサーフィンも同じく、これからより詳細にクラス分けされるようになることが予測されます。

 

パラサーフィンはこれから発展するスポーツなんだね。

どうなるのか楽しみだね!

まとめ

障がいがあってもなくても、サーフィンは誰でも楽しめるスポーツです。

波に乗る楽しさは平等で、海に入ればバリアはありません。

パラサーフィンはこれから確立していくスポーツなので、これからの発展に注目してくださいね!!

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