サーフィンがオリンピック種目になりましたが、サーフィンの競技ルールを知っていますか?
サーフィンのチケットを持ってるけど、サーフィンのルールがわからないんだよなー。
少しでもルールがわかれば、観戦も楽しくなりますよ!!
ルールがわかれば、何倍も楽しくサーフィンの観戦を楽しめるはずです。
わかりにくいサーフィンのルールを、昨年行われたISA世界選手権を元に解説します。
基本的なルール
サーフィンなので当たり前ですが、海で競技を行います。
大会のルールによってにはなりますが、基本的に2〜4人の組があって、その人数で「ヒート」と呼ばれる試合を行います。
例えば、「1回戦第1試合」は、サーフィン用語でいうと「ラウンド1ヒートナンバー1」となります。
表示では「R1H1」(RはRound)。お目当ての選手がいつ出てくるかわかるので、これは基本的に知っておきましょう!
選手は、前のヒートが終わる数分前から海へ入り、沖でスタンバイします。
沖へ出ることを「ゲッティングアウト」といい、ゲッティングアウトが許可される時間は波のコンディションによって変わりますが、前のヒートの終了3〜10分前からになります。
お目当ての選手のヒートの順番がわかれば、ずーっと張り付いて見てなくても大丈夫なんだよ。
試合開始
ISA(国際サーフィン連盟)のルールだと、1ヒート20〜25分で行われます。
マキシマムウェーブというそのヒート中に乗っていい波の最大数というものを設ける大会もありますが、昨年の世界選手権では設けていませんでした。
スタートの合図でヒートがスタートし、時間内に乗った波のうち、点数が高い2本の点数の合計で勝敗が決まります。
たくさん乗ればいいっていうわけじゃないんだね。
良い波を選んで、良いライディングをするのが重要なんだよ。
点数の付け方
サーフィンは、1本の波でのライディングに点数が付けられます。
考慮されるのは、スピード、技の完成度、流れです。
この点はフィギュアスケートと似ているところがありますが、サーフィンはフィギュアスケートのように加点されるのではなく、10点満点からの減点法で評価されます。
減点法なのはスノーボードと似ていますが、サーフィンは技の完成度だけではなく、スピードや流れも評価されます。この点はフィギュアスケートと似ているかもしれません。
評価の程度は次の通りです。
エクセレント:8.0〜10.0 グッド:6.0〜7.9 アベレージ:4.0〜5.9 プアー:0〜3.9
ジャッジ6〜7人で判定し、最低点と最高点をカットした残りの平均点がそのライディングの点数になります。
勝ち上がりはどう決まるの?
同じヒートで戦った4人の中で、2本のライディングの合計が高い順で上位2名が勝ち上がります。
サーフィン大会のどんな大会でもトーナメント方式の1発勝負で1度負けると終わりですが、世界選手権では「リパチャージ」という敗者復活戦があります。
敗者は敗者の中で戦って、勝ち上がった2名の選手がなんとグランドファイナルに進むことができ、本戦を勝ち上がった2名とグランドファイナルで戦い、金メダルをめざすことができます。
数回戦進むごとに敗者が出るので、グランドファイナルを勝ち取るのは簡単ではありませんが、1回負けたからといって全てが終わるわけではないところがおもしろいです。
このリパチャージで1回でも負けたら、そこで終了になります。
オリンピックでこの方法が採用されるかはわかりませんが・・・
好きな選手がすぐに負けちゃったらつまんないもんね。
負けちゃってもリパチャージで応援できるんだね!
オリンピックでもリパチャージがあったら盛り上がるね。
技をやれば良いってもんじゃない
波の上(リップ)から勢いよく飛び出すエアリアルという技があります。ダイナミックな技なので、完成度が高ければ点数も高く評価されます。
しかし、エアリアルだけを狙っていても点数が上がらないこともあります。
サーフィンは波に乗るので、その波に合った技をすることが評価につながります。
エアリアルはすごいから、それだけで高い点数になるのかと思ってたよ。
チューブ(波のトンネル)がある波なら、エアリアルよりもチューブライディングが評価されることもあるんだよ。
そして、その技のバリエーションも評価の一つになります。ワンパターンのライディングよりも、いろいろな技がある方が高い評価につながります。
もちろん、完成度も大切です。
他のスポーツにはあまりない、サーフィンの独特な評価方法で危険度というのも評価に考慮されます。
言葉で説明するのが難しいんだけど、例えば「波のその場所にそんなことしたら危ない!」というところに技をかけ、決めるということ。
ジャッジに「おーーー!!すごい!」っと思わせることが評価になるんだね。
まとめ
サーフィンの競技の勝ち上がり方法と、点数の評価方法について簡単にご紹介しました。
細かく説明すると、もっともっと長くなるので、今回はこのくらいで・・・。
サーフィンは奥深いので、観戦に行く前に何かしらの世界のサーフィンの大会などの動画を見てイメージをつけていくことをオススメします。
またこのブログでも良い動画などがあればご紹介しますね!!